November 18, 2022

【2022年最新】最近のインバウンド市場について!飲食店における今後の見通しや準備するべきことを解説!

コロナ禍によって、長らくストップしていた訪日観光客の受け入れ。飲食店やホテル、観光地など、サービス業に従事している方であれば何らかのダメージを受けたのではないでしょうか。

しかし、この規制もようやく終わることとなりました。2022年の10月11日に入国者の受け入れ上限が撤廃され、これまで規制の強かった個人旅行も解禁となりました。これによってインバウンド需要が再び高まり、国内に活気が戻ってくると予想されています。

今回は最近のインバウンド状況について、コロナ前と比較しながら紹介しつつ、今後の予測についても解説していきます。

現在の訪日観光客はどれくらい増えてきた?

訪日観光客の受け入れが10月11日より全面的に規制解除されました。全面的に受け入れをできるようになったのは2020年の2月ぶりですが、これまで段階的に緩和を行ってきたため、徐々に訪日観光客は増えてきています。

2019年のコロナ前と比較しながら紹介します。

2022年

2019年

1月

17,766(649)

2,689,339(2,345,029)

2月

16,719(999)

2,604,322(2,341,479)

3月

66,121(3,371)

2,760,136(2,411,650)

4月

139,548(6,166)

2,926,685(2,640,569)

5月

147,046(7,308)

2,773,091(2,455,865)

6月

120,430(12,405)

2,880,041(2,614,533)

7月

144,758(30,405)

2,991,189(2,713,329)

8月

*169,800

2,520,134(2,206,746)

9月

*206,500

2,272,883(1,913,105)

出典:日本政府観光局(JNTO)

※1.2022年10月以降はまだ未公表となります。(2022年11月1日現在)

※2.*は法務局の資料を基にJNTOが算出した数値となります。

※3.()内は、訪日外客総数のうちの訪日観光客の数となります。

表の通り、訪日外客、訪日観光客ともに2019年と比較すると、急激に落ち込んでいますが、徐々に回復してきています。

観光客と総数の比率を見ると、総数に対して観光客は2022年1月がわずか3%だったのに対し、7月では21%まで上昇しています。

個人旅行やパッケージツアーの規制解除となった10月以降はさらなる増加が見込まれます。

アジアから訪日客がたくさん来ている

コロナ前からですが、訪日客の多くはアジアから来られています。

2019年の訪日観光客を国別で分けた場合、トップ4までは全てアジアで占められています。

上位5国を表にしました。

中国

9,594,394人

韓国

5,584,597人

台湾

4,890,602人

香港

2,290,792人

アメリカ

1,723,861人

出典:日本政府観光局(JNTO)

上記の通り、広大な面積のあるアメリカよりも小さな香港の方が多いことがわかります。

2022年は中国がゼロコロナ政策を実施しているため、観光客はまだまだ少ないですが、今後緩和されていけば以前のように増える可能性はあります。

最近アジアの中で特に増えてきているのがベトナム人です。2022年の9月までの統計によると、訪日客の中でベトナム人が一番多く訪れています。

その主な理由は、「ビザ(査証)の緩和」と「LCC便の就航」の2つです。

ベトナムはこれまで日本に入国する際は事前に大使館か総領事館でビザの取得を行わないといけないため、手間暇がすごくかかっていました。

しかし、最近では旅行代理店で取得できるようになったため、ビザの取得が身近になりました。

また、ホーチミンと成田空港間でLCCのバニラエアが就航したことで、航空料金が大きく値下がりしたので日本への渡航が増えてきました。


今後のインバウンド市場はますます活気にあふれる!

徐々に回復しつつあるインバウンド需要。今後はさらに訪日客が増加すると予想されています。その理由は主に2つです。

1.次に訪れたい国で日本が1位を獲得

2.円安の影響

それぞれ解説していきましょう。

次に訪れたい国で日本が1位を獲得

DBJ(日本政策投資銀行)とJTBF(日本交通公社)が合同で行った、アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査において、コロナ収束後にどの国に旅行したいのかというアンケートが取られました。

アンケートは2020年6月、12月、2021年の10月の合計3回行われましたが、いずれも日本が1位を獲得しました。

日本が選ばれた理由として、

・一度訪れた際にとても良かったから

・食事が美味しい

・歴史や伝統のある土地を訪れたい

・治安がいいから

などが挙げられました。

円安の影響

もう1つの大きな要因として、円安が挙げられます。

今年に入り、急速に円安が進み、1ドル=150円を突破したことで日本旅行がお得になっています。これまで1ドル=100~110円だったため、10ドル払って購入していたものが6.6ドルで済むようになることは観光客にとっては大きな魅力でしょう。

岸田首相は訪日外国人の国内消費額を5兆円超に増やしたい意向を発表していることから、個人だけでなく、ツアー客も積極的に増やす取り組みが出てくると予想できます。

コロナ前のような活気は2025年ごろに

規制解除となった今、急速に訪日客が増えてきたとはいえ、まだ全盛期の10分の1程度です。

2019年は年間約3200万人(月間約260万人)外国人が日本を訪れていました。このコロナ前の水準に戻ってくるのは2025年と予想されています。

上述したように訪日観光人気が高いことや2025年に大阪万博が開催されることで以前のような活気があと数年で戻ってくるでしょう。

インバウンド復活前に飲食店が準備しておくこと

日本に海外のお客様が再び戻ってきて活気を取り戻すのは時間の問題でしょう。コロナで大打撃を受けた観光業や飲食店にとっては願ってもいないチャンスです。

このチャンスを取り逃がさないように、今のうちにできることを準備しておきましょう。

やっておいた方がいいことは以下の3つです。

オペレーションの準備

飲食店は回転率が大切です。滞ってしまうとせっかくのお客様を取りこぼしてしまうので、オペレーションを整えておきましょう。

人材の確保や育成、多種多様な言語に対応できるようにメニュー表の用意、機械化できるところは機械化を行うなど、スピーディーに運営を行えるようにシミュレーションをしながら進めていってください。

キャッシュレス化

日本ではまだ現金文化が根強く残っていますが、海外ではキャッシュレス化が当たり前になっています。

クレジットカードの対応はもちろんですが、QRコード決済にも対応できるようにしておきましょう。

カードであれば「VISA」と「Mastercard」はマストです。中国のお客様は「銀聯(ぎんれん)カード」を使われることが多いです。

QRコードは「WeChat Pay」や「Alipay」、「LINEPay」がおすすめです。

外国人向けグルメサイトに登録

旅行では事前に計画を立てて来るのが一般的です。どこにいって何を食べるのかは日本に来る前におおよそには決めているはずです。

飲食店の場合、事前にグルメサイトを見られているので、掲載しておくことで自分の店を知ってもらえることに繋がります。

有名どころを3つ紹介します。

①SAVOR JAPAN

日本で展開しているグルメサイト「ヒトサラ」の海外版です。翻訳レベルが高く、プロのカメラマンが写真撮影を行うため、質の高いメニュー紹介ができます。

英語対応のオペレーターによる予約代行を行うため、お客様にとってもお店側にとっても心強いです。

②FAVY

月間約7000万人の外国人が見ているグルメサイトです。Facebookのフォロワー数が200万人以上いるため、SNSを通じて集客することも可能です。

スマホからホームページを作成することができるので、気軽に利用できるところもポイントです。

③tripadvisor

誰もが知る世界最大の旅行口コミサイトです。月間5億人近くもの人が訪れ、現地情報を収集しています。飲食店やホテル、観光地などの口コミが掲載されており、生の声が拾えるので重要視している人も少なくありません。

掲載費用は無料なので、使っておいて損はないでしょう。

日本人気はまだまだ健在!

次に訪れたい国で1位を獲得したように日本人気は根強く残っています。

食や伝統、風景など、独自の文化を持つ日本は海外から高い人気があります。さらに円安という追い風を受けて、今後急速にインバウンド需要が伸びることは容易に想像できます。

またコロナ前のような街中に外国人がたくさんいる光景をみるのも近いのではないでしょうか。


<関連商品>

フードパック OPー中浅

 

クラフト キャリーボックス S

【おすすめカレーテイクアウト容器】

B-255(V) 本体

 

BFカレー内8 デリシャス フタ別売

 

 

MSDーランチ70ーA ブルーグレー フタ別売

 








共有

コメントを残す