September 30, 2022

今話題の無人餃子販売店はなぜ増えたのか?その理由や人気の販売店を紹介!

子どもから大人までみんな大好きな餃子。

そんな餃子ですが、最近無人餃子販売店が全国各地で続々と増えています。

無人販売といえば野菜というイメージを持たれているかもしれませんが、今無人販売のトレンドになっているのが餃子です。

なぜ広まっているのか、その理由と人気の秘訣について解説していきます。

無人餃子販売ってどんな販売方法??

無人餃子販売の販売方法はいたってシンプルです。

お店の中にあるのは冷蔵庫や冷凍庫、レジ代わりの料金箱の2つのみ。

お客さんは冷凍庫or冷蔵庫から餃子を取り出し、料金箱に料金を入れるだけです。

お店の中に従業員はいませんが、餃子の補充や料金の回収に時々従業員が来ます。

そのため、基本的には野菜販売と同じようなシステムと思っていただければと思います。

無人餃子販売店が広まった理由3選

無人餃子販売はここ数年で爆発的に数を増やしています。2000年頃から無人餃子販売店はありましたが、ここ数年で100店以上販売店舗を増やした企業や新たに進出企業が数多くあります。

なぜここまで大きく広がったのか、その理由は主に3つあります。

それぞれ紹介していきましょう。

理由①コロナ禍によるテイクアウト需要の増加

無人餃子販売店が増えた一番大きな理由は、2020年の新型コロナウイルスの流行です。

レストランが休業したことや時短営業となったことによって、外食文化が減り、家で食事を取る人が増えたことが大きなきっかけとなりました。

コロナ禍で冷凍食品の需要が一気に伸びたことはニュースでも取り上げられていましたが、その中でも特に人気だったのが餃子です。

もともと無人餃子販売店はありましたが、このコロナ禍で注目を集め、一気に店舗数を拡大させてきました。そこに目をつけた他社が同じように冷凍餃子の無人販売を行うようになりました。

誰とも接触しない、非接触型であるため、安心して購入できる点でも消費者から人気を集める理由になっています。

理由②新規参入しやすい

2つ目の理由は新規参入がしやすいという点です。

新規参入の障壁となるのがお金の面。しかし、無人餃子の場合は初期投資が一般的なレストランと比べると1/10程度に抑えられます。

開業時に必要な主なものは、餃子を入れる冷凍庫、防犯カメラ、料金箱の3つのみ。

レストランは店を改築するところから始めますが、無人販売は少し手をいれるだけでいいので大きなコスト削減になります。

初めて参入する場合は餃子製造機が必要ですが、小さなものであれば100万円程度で購入できるので、低リスクで始めることができます。

理由③ランニングコストが安い

無人餃子販売店はオープンさえしてしまえば、ランニングコストが抑えられる点で非常に魅力があります。

その理由は主に下記の3つです。

・販売店があるのは一等地ではなく、郊外の市街地やロードサイド

・店舗には冷凍庫や料金箱しか置かないため、小面積で十分

・無人店舗であるため、人件費がほぼかからず大きな支払いは電気代のみ

店舗運営で大きな負担となるのが家賃や人件費といった固定費です。

これが安く済ませられるということは、黒字化に成功しやすいということになります。そのため、新規参入する企業が増えました。

無人餃子販売店の特徴

無人餃子販売店の運営方法には、どの店舗でも共通した3つの特徴があります。それぞれ紹介していきましょう。

基本は24時間営業

まず営業時間ですが、基本的に24時間営業です。24時間営業をすることでさまざまな人をターゲットにでき、売上を伸ばすことができますが、人員確保や人件費が大きなネックでした。

しかし、無人販売であるため、24時間営業を行う店舗がほとんどです。

料金は基本1000円

無人餃子販売は一般的に自動販売機ではなく、冷凍庫に入っている餃子を自分で取り出して購入するシステムです。そのため、お釣りをわたすことができないため、1000円で販売しています。

レジはなく賽銭箱にお金をいれる

お金の支払い方法ですが、料金箱にお金をいれる方法が主流です。万引きや盗難の心配があるのでは?と思われるのですが、あまりそういった被害はないそうです。

お店によっては防犯カメラを設置していたり、料金箱に神社の鳥居のシールを張ったりしていますが、基本的にはお客様を信じて販売しているそうです。

無人餃子の人気販売店3選

無人餃子は人気ラーメン屋が始めたものや餃子専門のものなどさまざまな店舗があります。その中で特に人気の店舗を紹介していきましょう。

餃子の雪松

無人餃子といえば…というほど人気とともに知名度の高いのが「餃子の雪松」です。無人餃子のパイオニア的な存在です。

餃子の雪松はTVや雑誌などでも紹介されているほどの人気店で、今や全国各地に店舗を構えるほど広がっています。

餃子の雪松の餃子は野菜を中心としていますが、「THE にんにくぎょうざ」ともいえるようなパンチのある味わいが特徴です。ニンニクやニラがしっかり入っているので、ご飯はもちろん、ビールやハイボールといったアルコールとの相性は抜群です。味付けがしっかりしているため、満足度も高いのが人気の秘訣でしょう。

餃子は1袋36個入りで1000円、タレは別売りとなっており、200円で販売されています。

今餃子の雪松は全国に417店舗もありますが、コロナ前はわずか19店舗でした。しかし、もともと無人店舗のフランチャイズに成功していたため、ノウハウがわかっていたことやコロナ禍の宅食需要が伸びたことで一気に店舗数を拡大させていきました。

餃子の雪松の販売店を調べたい方はこちらから:https://www.yukimatsugyoza.com/

ふくちぁん餃子

ふきちぁん餃子は大阪の人気老舗ラーメン店「大阪ふくちぁん」が運営する餃子専門の無人直売所です。

創業45周年を迎えて、ラーメンと同じくらい力を注いできた餃子をもっとたくさんの人に食べてもらいたい、感謝の気持ちを込めてお得に販売したいということで作られました。

餃子には白菜とキャベツの両方が使われており、歯ごたえと甘味の両方を楽しむことができます。ニンニクも使われていますが、そこまできつくないので女性や子供にも食べやすいでしょう。

ふくちぁん餃子は36個入りで1000円、タレは別売りで醤油味が100円、みそ味が200円で販売されています。

ふくちぁん餃子の販売店を調べたい方はこちらから:http://www.fukuchan.co.jp/mujingyoza/

やさしい餃子

やさしい餃子は東京都にある新規事業ブランディングを行う株式会社JapanPlannningが運営する無人餃子店。2021年の9月に東京都東村山市に第一号店をオープンし、同時に通販サイトでの販売を開始しました。

「誰もが安心して食べられる美味しい餃子」をコンセプトに国産食材、無添加の餃子を販売しています。

やさしい餃子の特徴は焼いているときに酢を入れて蒸し焼きにすることです。通常は水を入れて蒸すのですが、酢をいれることで食べたときにさっぱりします。

お肉のジューシー感やニクニクしさも感じられながら、酢を入れることで‘優しい味‘になるのでいくらでも食べられてしまいます。

やさしい餃子は1箱30個入りで1000円です。タレは醤油味と味噌味がそれぞれ1袋同封されています。

やさしい餃子の販売店舗を調べたい方はこちらから:https://gyoza.pro/

無人餃子を試してみよう

無人餃子がここまで拡大したのはコロナ禍であることが一番の要因です。しかし、餃子が今や国民食のように人気であることも大きな要因でしょう。

1人で楽しむのもよし、家族で食べるのもよし、パーティーでわいわいと食べるのもよしとシーンを選ばないところも餃子のいいところです。

まだ無人餃子を試したことがない人はぜひ一度最寄りの店舗に行って購入してみてくださいね。

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