June 27, 2023

飲食店の売上アップのコツ!実践的な方法を詳しく解説していきます

飲食店オーナーの悩みと言えば売上についてでしょう。

四六時中ずっとどのようにすれば売上が上がるのか考えていませんか?

本記事では、売上アップをするために特に重要なコツや方法をわかりやすく紹介しています。

お店の運営方法や売上アップに悩んでいる人は必見です!

飲食店の売上アップのコツ

 

飲食店の売上を上げていくためにはどのような方法があるのか。そのコツを詳しく紹介していきます。

看板商品を作る

流行りのお店に共通することは看板商品があることです。お客様の多くはそれを目当てに来店されています。看板商品は集客になるだけでなく、ついで注文によって売上アップも期待できます。


例えばカフェでパンケーキが看板商品であれば、ついでにコーヒーや紅茶などのドリンクを注文するでしょう。居酒屋で唐揚げが看板商品の場合、他の料理もいろいろ注文するはずです。


まずは絶対に他店に負けない味、SNSでシェアされるような見た目など、集客となるお店の看板商品を作りましょう。

ターゲット層を明確にしよう

お客様のターゲット層は誰にしていますか?


地元の人?若者?観光客?ターゲット層を明確にすることで集客方法が決まります。


例えば住宅街にあるお店であれば、地元の人がターゲットになるでしょう。そういった場合、インスタグラムやTiktokで宣伝してもあまり効果はありません。


また、自分たちのお店がどういった方々をターゲットにしているか明確にしないと、お店の雰囲気作りやコンセプトがブレる恐れがあります。


くれぐれも幅広い年代の男性や女性と曖昧にはしないようにしましょう。

名前のつけ方も重要

お店の名前や食べ物、ドリンクのメニューの名前も重要です。繁盛しているお店は店名からしっかり考え込まれています。


ポイントは3つです。

名前でイメージさせる

丸亀製麺やくら寿司などは店名に料理の名前をつけています。ここで何が食べられるかというイメージを明確にするためです。


イタリアンやフランス料理店のような横文字を並べた名前は一見オシャレでカッコいいですが、何が食べられるかわからないため、一見さんは入りづらいでしょう。


食欲を出す

食欲を引き出したり、興味を引いたりするような名前をつけるのも有効です。


例えば唐揚げの場合、「絶品」や「ジューシー」とつけることで食欲が引き立ちます。お刺身は「新鮮」「鮮度抜群」など入れると、注文率が上がるでしょう。


ブランド名を入れる

使っている食べ物の産地がブランド化しているのであれば、メニュー名に入れると安心感が生まれます。


タマネギなら淡路島、マグロなら大間といった風に、誰もが知っているような産地の食材を使う際はメニューに入れると名前だけで味の良し悪しを判断しやすくなります。


×タマネギの皮ごと丸焼き

〇淡路島産のタマネギを使った皮ごと丸焼き

飲食店においてフロンドエンド・バックエンドを作る重要性

フロントエンド・バックエンドは、ITの世界でよく使われる言葉ですが、飲食店でも使われることがあります。


フロントエンド・バックエンドとはどういった言葉なのか?そしてそれらを作る重要性とは何か紹介していきましょう。お客様を呼び込みつつ、利益を上げるにはフロンドエンド・バックエンド商品を作ることが重要です。

フロンドエンドとは?

フロントエンドとは、一言でいうと「集客商品」です。マクドナルドに例えると「ハンバーガー」、吉野家では「牛丼」です。


お客様を集めることを目的とした商品であるため、フロントエンド商品の利益率をあえて低く設定している店舗もあります。


※マクドナルドのハンバーガーの利益率は約50%と言われています。

バックエンドとは?

バックエンドとは、一言でいうと「利益商品」です。マクドナルドでいうと「ジュース類」、吉野家では「サラダやみそ汁」です。


※マクドナルドのジュース類の原価率は3%前後と言われています。


マクドナルドでハンバーガー単品を頼むお客様は少ないでしょう。セットで商品を頼む、またはジュースだけ頼む人が多く、利益を上手く作っています。

フロントエンド・バックエンドを上手く組み合わせることが重要

マクドナルドや吉野家のようにフロントエンド商品でお客様を呼び込み、バックエンド商品で利益を上げていくことが重要です。


そのためにはフロントエンド商品を通して、お店を魅力的に感じてもらったり、信頼感を高めるような商品を作っていかなければいけません。


よくある方法として以下の方法があります。

事例①カフェ

フロントエンド:看板商品(モーニング、パンケーキなど)

バックエンド:コーヒーチケット

事例②高価格帯のお店

フロントエンド:ランチメニュー(1,000円程度の低価格にする)

バックエンド:ディナーコース

事例③コンビニ

フロントエンド:100円コーヒー

バックエンド:その他の商品(ついで買いを狙っている)

フロントエンドの注意点

フロントエンド商品はお客様を呼び込む商品であり、信頼を得るための商品でもあります。

利益率の低い商品だからといって、手を抜くとお客様はどう感じるでしょうか?

安いから、お得だからといって質の低い商品を出すと、お客様の不満となり、悪い評判や口コミに繋がるので注意しましょう。

テイクアウトで売上アップをはかろう

2020年から続いたコロナ過によって、一気にデリバリーやテイクアウトの需要が伸びました。

中食(なかしょく)という言葉が広まったのもコロナによるものでしょう。

※中食:飲食店のテイクアウト商品やスーパーのお惣菜を家で食べること

コロナ後のテイクアウトは需要があるのか?

コロナ禍があけたとされる今でもテイクアウト需要は減っていません。株式会社Daiが行った「コロナ後でもテイクアウトを利用しますか」という調査によると、今後も利用したいと答えたのは全体の96.8%という結果になりました。

参考:【中食の利用傾向調査】増える中食利用、90%以上がコロナ収束後も中食の継続利用を検討|PR TIMES


手軽さやおうち時間が増えたことで中食の利用が一般的な感覚になったということでしょう。

容器で差別化

昨今の物価上昇により、これまでの価格帯で商品を販売することが難しくなってきています。

しかし、消費者は値上げにすごく敏感です。値上げをすると客足が減り、売上ダウンの恐れがあるために簡単にはあげられないでしょう。


そこで値上げをするためのオススメな方法は容器をグレードアップすることです。


最近飲食店やスーパーなどで売価を上げるために通常よりも高級な容器を使用するところが増え始めています。


例えばこれまでのハンバーグ弁当を下記の黒い容器から柄物に変更したことで、中身は同じでも見た目がレストランのハンバーグ弁当のようになっています。


黒いお弁当容器

 

柄物の容器

 

これまで単色だった容器から柄物や複数色を使った容器を使うことで、高級感を打ち出していく傾向になってきています。

折箱重

 

一般的に使い捨て容器はコスト削減の対象として見られがちでしたが、付加価値を上げる材料として使われるように変化してきているのでしょう。

 


一度に売上アップをはからないことが重要!

売上アップという大きな課題を前に、何から手をつけていいかわからなくなっていると、いつまでたっても改善にはつながりません。


問題を一気に解決しようと思わないことが重要です。例えば一気に100万円売上アップしたいと考えてもどうすればいいか分からないですよね。しかし、1万円ではどうでしょう?


大事なことは1つ1つできる方法を打ち出してコツコツやっていくことです。


今回紹介した方法をもとに、今の問題やできることを細分化して1つずつ進めていきましょう。


売上アップは地道ですが、少しずつ上がっていくとモチベーションも上がっていきますよ。




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