「真空袋なんてどれも同じ」と思っていませんか?実は、袋の選び方を間違えると「冷凍したら破れる」「ボイルしたらシールが剥がれる」といったトラブルに直結します。
今回は、発売から長年プロの現場で選ばれ続けている福助工業「ナイロンポリ TLタイプ」の実力を、メーカーの技術データをもとに解説します。
こんな課題をお持ちの方へ
― 業務用途:冷凍輸送中にピンホール(穴)が開いてクレームになる
― 初めての方:種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない
― コスト面:中身に対して袋が大きすぎて、無駄が出ている
TLタイプは全114サイズのラインナップ。強度の問題を解決しながら、商材に合った適正サイズを選べます。
なぜ「TLタイプ」が選ばれるのか?データで見る実力
結論から言うと、安価な真空袋(共押出し品)とは「フィルムの構造」が根本的に異なります。
TLタイプは、ナイロンフィルムを縦横に引き伸ばして強度を高めた「二軸延伸ナイロン」を採用。同じ厚みでも耐久性に明確な差が出ます。
TLタイプ vs 一般的な共押出し品
項目
ナイロンポリTLタイプ
一般的な共押出し品
厚み
70μm
70μm
構成素材
ONy15 / LLD25 / LLD30(3層ラミネート)
NY / PE / PE(共押出し)
引張強度
◎ 強い
○ 普通
突き刺し強度(骨やトゲへの耐性)
◎ 非常に強い
△ 弱い
シール強度
◎ 安定
△ 熱で縮む可能性あり
※測定方法:JIS K 7127, JIS Z 1707, JIS Z 0238準拠
① 衝撃・ピンホールに強い
🛡
延伸ナイロンフィルムにより、袋自体が強靭。輸送中の揺れや落下時の衝撃に耐えます。魚の骨やカニのトゲなど、突起がある食材でも安心して真空パックできます。
② 作業性が良い
⚡
安価な袋はフニャフニャして口が開きにくいことがありますが、TLタイプはフィルムに「コシ」があります。1枚ずつ取り出しやすく、機械へのセットもスムーズ。大量生産の現場で作業効率が上がります。
③ -40℃から95℃まで対応
🌡
1種類の袋で、-40℃の冷凍保存から95℃(30分間)のボイル殺菌まで対応。「冷凍用」と「ボイル用」を使い分ける必要がなくなり、在庫管理の負担も減らせます。
コストを優先したい方へ
ボイル殺菌(95℃)をしない場合
TLタイプは-40℃〜95℃対応のオールラウンダーです。迷ったらTLで間違いありません。ただし、用途が「真空パックして冷凍・冷蔵するだけ(ボイルしない)」と決まっている場合は、耐熱性能を抑えてコストダウンした「NLタイプ」という選択肢もあります。
【コスト削減】真空袋の「厚み」を見直して経費削減。プロが教える「NLタイプ」の実力 >
サイズ選びの基準|食材別おすすめサイズ
全114サイズから選べますが、まずは「迷ったらこれ」という定番サイズを紹介します。
売れ筋 No.1
TL 20-30
幅200 × 長さ300 mm
家庭用から業務用まで最も選ばれている万能サイズ。肉の小分け、魚の切り身、カレーやシチューの保存など幅広い用途に対応します。
TL 20-30 を購入する >
その他、食材に合わせたメーカー推奨サイズはこちらです。※商品名をクリックすると商品ページへ移動します。
カット野菜・農産物
カット野菜 1kg TL 30-45 幅300×長さ450mm
カット野菜 500g TL 28-38 幅280×長さ380mm
冷凍ミックスベジタブル 500g TL 21-30 幅210×長さ300mm
れんこん水煮 200g TL 16-23 幅160×長さ230mm
冷凍ほうれん草 500g TL 23-35 幅230×長さ350mm
冷凍カットじゃがいも 300g TL 17-28 幅170×長さ280mm
肉・加工品・惣菜
冷凍豚バラ肉 300g TL 18-33 幅180×長さ330mm
ウインナー 170g TL 18-23 幅180×長さ230mm
冷凍餃子 500g TL 23-35 幅230×長さ350mm
焼き鳥串 10本 TL 22-25 幅220×長さ250mm
水産加工品
ホッケ開き 3枚 TL 23-30 幅230×長さ300mm
シーフードミックス 350g TL 19-30 幅190×長さ300mm
練り物 3枚 TL 16-20 幅160×長さ200mm
まずは無料で「強度の違い」を実感してください
「本当に破れないの?」「手持ちの真空機で使える?」そんな不安を解消するために、無料サンプルをご用意しています。もちろん、いきなり1袋(100枚)からの購入も大歓迎です。
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